

自分にうそをついたり、ごまかしたり。
人の目を気にしたり、
想いを言葉にできなかったり。
余裕がないこの時代に、はたしてそれは、
子どもたちだけの問題でしょうか。
いま、都会にその迷いや葛藤を大きな心で
受け止められる器がどれだけあるでしょうか。
ここ西粟倉村で子どもたちが
相手にするのは自然です。
自然は手ごわく、
無力さを感じることもあるでしょう。
言葉だって通じない。
反対に、心を込めて丁寧に育てれば、
まっすぐに応えてくれる植物や生き物がいる。
あるのは、命だけ。
だからこそ、命の大切さ、命への感謝、
そして自分が生きていることの
意味を感じることができます。

自分は何が好きなのか。何が得意なのか。
本当にやりたいことは何なのか。
自分に向き合い、考えるには、時間と空間、
そして出会いが必要です。
本物の自然と、本気の愛情に触れること。
そうすることで、「ほんまもんの自分」に
ふと気づく瞬間がやってきます。
呼び覚まされた「ほんまもんの自分」にしたがい、
すべてを受け入れ、認め合い、頼り頼られ、
自然をも仲間にして生きていく。

どんな時代がおとずれても、
どんな自然災害に襲われても、
道を切り開き、たくましく生き続けることができる。
そんな未来を生き抜く「ほんまもんの力」を
身につけてもらうことが、
私たちの使命です。

命にかこまれた、教室。
「百森留学(ひゃくもりりゅうがく)」は、岡山県英田郡西粟倉村教育委員会と株式会社ほんまもんの共同事業です。小学4年生から中学3年生までを対象に、寄宿舎で仲間やスタッフと寝食をともにしながら、西粟倉村内の小中学校へ通学します。一年間という期間の中で、村内のフィールドやローカルベンチャーを活用した体験プログラムや協同生活を通じて、さまざまな人や価値観、生き物、植物に触れることができます。都会では決してできない経験をすることで、仲間と汗を流し、自分と向き合い、「未来を生き抜く力」へとつなげていきます。
対象:小学4年生~中学3年生 期間:1年間(4月~3月)



岡山県英田 郡西粟倉 村の魅力
人口約1400人。大阪方面より車で約2時間。岡山と鳥取と兵庫の県境に位置し、面積の95%が森林という自然と生き物にあふれた村です。今から50年前、「子どもたちのために」という想いで木を植え、その想いを村民みんなで紡ぎ、立派に育ててきました。そして、次の50年、さらにその先へこの森を紡ぎ続ける取り組みとして「百年の森林構想」を掲げています。また、昔からさまざまな人や生活文化が行き交う場所ということから、どんな人や価値観でも受け入れる風土があります。起業家支援も活発に行い、県外から多くのスペシャリストが集まり活躍しているため、多様な生き方や価値観に触れることができます。

未来を生き抜く力へ。
百森留学が提供する3つの価値
1
一人ひとりの可能性を信じ抜き、
本気の愛情で向き合います。

2
本当に大切なことは何か?を
考える時間と空間を用意します。

3
さまざまな人や価値観と出会う
機会をつくります。


- 本能と感性を尊重します。
- 手間ひまかけて、暮らしまるごと手づくりします。
- 毎食みんなで、いただきます。
- じっと見守り、好奇心と探究心を芽吹かせます。
- 決めつけません。比べません。あきらめません。
- どんどん任せて、どんどん褒めます。
- 何よりも、変わりたいという勇気をたたえます。



子どもの可能性を信じ、
個性を尊重したいという
想いのある方

好奇心と探究心を
とことん突き詰めたい、
伸ばしてあげたいという方

「変わりたい」「変えてあげたい」という
気持ちはあるが、
その方法がわからない方
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入学までの流れ






1日の過ごし方

年間スケジュール

料金について
入所費 |
275,000円 ※契約時納入 |
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食費・寮費・ 活動費 |
月額99,000円×11カ月 ※8月、年末年始は帰省期間 |
年間合計 |
1,364,000円 ※分割払い(前期・後期)も可能です。 |
別途下記費用が発生いたします。
- ・預かり金(学用品費、医療費、散髪代など、子ども個人にかかる費用)
※必要に応じて支出の上、年度末に精算致します。なお、年度途中で不足した場合は追加で納めていただきます。 - ・学校関係費用(PTA会費や学年費、給食費、部活動費など)
- ・帰省交通費
※また、スタッフの指示に従わずに道具や施設のものを破損させた場合、
または相手にケガを負わせた場合は、弁償や賠償の対象となります。
体験イベント、お試し滞在も
随時実施しております。
視 察 (2時間5名まで) |
22,000円 (以降1名追加毎に4,400円) |
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参加者の声
- 生徒の声
- 一人でできないことをみんなでやるからこそ「ありがとう」「ごめん」という言葉が自然に出てくるようになりました。誰かのために役に立ちたい、そして自分が困った時には誰かを頼ることも大切だという気持ちが強くなりました。西粟倉村から帰ってきてから、家で食べるご飯をいつもつくってくれる母親に、言葉にならないほどの感謝の気持ちを感じました。親には「顔つきが変わったね」と言われました。人間的に成長した気がします。
- 保護者の声
- いなか暮らしを通して、子どもたちが「生きるために本当に必要なこと」について考える機会を持つことができました。「命の授業」を通して、「自分は生かされている」ということを子どもたちが感じ取ったような気がします。「生きることの意味」という、なかなか面と向かって伝えられていないことをうまく伝えてくれて、それを考えるきっかけと時間を子どもたちにつくってくれました。
- 教員の声
- 通常の学校の現場では指導することができない、生徒を前向きにする経験をさせてあげられます。便利になった暮らしの中で忘れさられてしまった大切なことや、気づかなかったことを経験できました。最後の日の夜に、生徒一人ひとりが自分の言葉で「変われた」「成長できた」と発表してくれたことに感動しました。
Q&A
新年度時に、小学4~6年生、または中学1〜3年生となる生徒が対象となります。
- ・心身ともに健康で、西粟倉村での1年間の生活と学校通学を希望すること。
- ・自分から参加を決意した生徒であり、保護者と離れた暮らしが適切に行えること。
- ・保護者が本事業の趣旨をよく理解していること。
お悩みや不安がある方,「まずは話を聞いてみたい」という方もお気軽にご相談ください。
集合、就寝時間は厳守です。協同生活を円滑に進めるための規律や役割分担は守っていただくことになります。
最低限の衣類、洗面用具、学校で使う必要な備品などは準備をお願いしています。
(お布団、目覚まし時計はこちらで準備します。)
都会の贅沢品(ゲームやおもちゃ、お菓子)の持ち込み、仕送りについてはNGとしております。
週間レポート、月間レポートをお送りするとともに、月に1回zoomを使って面会の時間を設けます。
携帯電話の持ち込みは不可としております。また、8月、年末年始は帰省期間としています。